学を欠いたマリノスは鹿島アントラーズ相手に今シーズン初黒星
先週半ばに齋藤学欠場のニュースが舞い込んできた。マリノスにとっては大きな痛手。
アントラーズにとっては相性の良い相手に対して、更に戦い易くなったのは言うまでもない。
マリノスは相性最悪のアントラーズとアウェーでエース抜きで戦うことになった。
この段階で僕は勝ち点1でも持って帰ってこれたら御の字と腹を括った。
残念ながら、結果は0-1の惜敗。勝ち点0。開幕3戦を終えて勝ち点6の5位。
しかし、アントラーズとホント相性が悪い。
この日のアントラーズは絶対に勝てないとは感じなかった。
ウーゴ・ヴィエイラ投入時には「いけるかも?」と思ったが。。。
やっぱり、また鈴木UMAにやられた。。。
実際に決勝点を決められたのは鈴木UMAだが、やられたのはレオナルド・シルバだろう。
ハッピーターンを愛する彼に要所要所を潰され、マリノスは完全に流れを手にすることが出来なかった。
レオナルド・シルバが縦横無尽に動き、”レオ”“ナルド”“シルバ”の分身3人がピッチに居るかの様だった。
アルビレックス時代はレオ・シルバが攻撃も守備も全部やってて、最後は疲れて。。。って展開がお決まりだったが
アントラーズにフィットしたレオ・シルバは新潟時代に比べたらかなり省エネ・エコの新型だった。
この日の敗戦で最も響いたのが天野純の出来だと思う。
本来攻撃的な選手である天野は今季ボランチを主戦場とし、
開幕3戦、彼は彼なりにボランチとして攻撃に守備にと奮闘している。
だが、悪い時の彼はボールを持つ位置が低く、特にそれが顕著に現れたのがアントラーズ戦だった。
アントラーズに押し込まれる時間帯が長かったのも原因だが、バブンスキーとの距離が離れていて、
バブンスキーがレオナルド・シルバの恰好の餌食になってしまった。
また、芝が合ってなかったのか、プレースキックも彼本来の持ち味を出せたと言い難い。
学は幸いにも軽症と言われており、早期での復帰が見込まれる。
しかし、学が戻ってきても、天野がどれだけボールを散らすことが出来るか、
学やバブンスキーとのコンビネーションで攻撃に厚みをもたらすことが出来るか、
この辺が今季の鍵で、今季のマリノスの成績を左右すると言っても過言では無いと思う。
中町や扇原も彼のポジションを虎視眈々と狙っている。
残り31節、先は長い。調子が悪ければ、代わりが居るのが今季のマリノスだ。
レオナルド・シルバにやられはしたが、今年のマリノスのサッカーは悪くないことは鹿島戦で証明された。
春の珍事でも、フロックでも何でもない。マリノスは上位陣と拮抗したサッカーが出来ている。
そして、レオナルド・シルバは鹿島にしか居ない。次の鹿島戦までレオナルド・シルバにやられることは無い。
(同じ試合後の感想はもう口にしたくないが。。。)
次は新潟戦。レオナルド・シルバとラファエル・シルバの居ないアルビレックス新潟からきっちり勝ち点3を獲って、上位戦線に踏みとどまりたい。