苦しかった。きっと、この経験が糧になる。
待望のPK獲得!けど…入らないorz
打っても打っても入らないから…
カウンター、セットプレーで冷や冷やする展開。
これがウーゴなら、「大丈夫、大丈夫!通常営業だよ。最後に決めるから…」
となるが、ウーゴは出場停止でベンチにも居ない。
「今日は翔さんの日じゃない…」と思ってしまったが、
翔さんとピッチで闘う選手達をを信じるしか無かった。
意図せず、脚に当たったシュートが今年のマリノスを象徴するかの様にコロコロ…とゴールラインを越えた。
ラインを越えたボールは天国と地獄を分ける境界線も越えて行った。
長崎の地で事実上のJ1残留をもたらす勝ち点3を獲得した。
時を1月に巻き戻そう。沖縄、宮崎キャンプで見たマリノスの姿からもっと明るい未来を期待していた人も多いだろう。
サポーターに限らず、選手達や関係者達も。
オリジナル10でJ1に残り、戦い続けるチームは二つしかない。
常勝軍団鹿島アントラーズと古豪横浜F・マリノス。
歴史が及ぼすプレッシャーは計り知れなかっただろう。
みんな歴史と向き合っていた。長崎でのみんなは頼もしかった。
勝ち点を思う様に積み重ねられないチームに苛立ちを覚え、
主審の判定を受け入れられず、スタジアムで吠える自分が居た。
僕はJ2降格が怖かった。
僕は選手達を信じきれなかった。
申し訳ない...
苦しんで、苦しみぬいた1年。
この苦しんだ経験があるからこそ、来年大きく羽ばたける気がする。
ポステコグルー監督が指揮する攻撃的サッカーは板についてきた。
あとはスパイスを加えて、調理するのみ。
鹿島のACL優勝、川崎のJリーグ連覇。
悔しいし、羨ましい。
この屈辱を希望に変えよう。
近い将来、頂点に立つマリノスを夢見て。
今年、信じきれなかった分、僕はマリノスを信じることをここに誓う。