TRICOLORE TIGERS

スポナビブログ SPORTS BULLetinから移籍した鞠と虎 100%のブログです。

Jリーグの審判技術向上について~VAR導入の是非~

先に申し上げておきます。
マリノスが被った判定の不利をリストアップして、文句を言う回では御座いません。


確かにマリノスと多くの審判団は相性が悪く、
ペナルティエリア内でハンドを貰えなかった、削られまくってるのに笛が鳴らない、
オフサイドなのに旗が上がらなかった、オンサイドなのにゴール取り消された等々、
文句を言いたいことは今年も山程有りました。


ベガルタ仙台戦がセレッソ大阪戦に続いて、年間ワースト3の試合だったからって
現実逃避してる訳でも有りません。(いや、現実逃避か。。。)


しかし、J1昇格プレーオフ名古屋グランパスエイトジェフユナイテッド千葉戦を
観ていて、もうアナログな判定はもうダメだな。。。と思い、書き始めた。

 

問題のシーンは後半16分、名古屋 田口の同点弾のシーン。


以下、スポナビテキストライブ抜粋(修正前)
後半16分【名古屋】GOOOOOAL!!DFのクリアボールを拾ったシモビッチが田口へ
コントロールを失ったボールを近藤にクリアされるも、ボールは田口の手に当たって
田口の下へ最後はDFの股を抜いたシュートがゴール右へ決まる
※後に「手に」が削除され、「田口に当たって」に修正された。


映像で観ていた多くの人が「ハンド」だと思ったでしょう。
DAZNの実況、解説も「ハンドですねえ。。。」と言う始末。

 

結果は4-2でしたが、このゴールから流れが完全に名古屋へ傾き、
千葉も気持ちの切り替えが出来ず、ミスから勝ち越しゴールを献上してしまった。

 

試合後のインタビューでのグランパス田口の表情を見ていても、
本人もハンドと認識している様に思えた。
ただ、故意では無いし、笛も鳴ってないから、ゴールはゴールって顔でしたね。
(これは間違ってないと思います。)


試合開始前にまず疑問に思ったのが、
追加副審が居なかった点。

 

天皇杯準々決勝では追加副審が導入されていたにも関わらず、
主催者が異なるとは言え、昇格プレーオフでも導入されるべきであったと思う。
ただ、追加副審が居ても、この「疑惑のハンド」の判定は覆らなかったかもしれない。


先日、日本代表がブラジル代表と行った親善試合でVAR(ビデオアシスタントレフリー)がお茶の間に初披露された。
試合の流れをブッタ切る判定の検証は必ずしも歓迎とは言えない第一印象を受けた。
(日本代表にとって不利な判定に覆ったことも少なからず影響したと思われるが。。。)


では、審判団も技術的に進歩しているのか?
正直、僕の回答は残念ながら「ノー」である。
審判も完璧ではないし、誤審をゼロにするのは難しいことは十分理解している。

Jリーグは定期的に規律委員会を開催し、検証を行っている。
しかし、「誤審でした、ごめんちゃーい」と言うだけで、
該当審判団はお咎め無しで、次の試合も笛を吹く。


今日の技術の進歩は人間の目では判断しきれない部分を補えるところまで来ている。
とは言え、全てを機械に頼る訳にも行かないし、それは何か違う気がする。


個人的にはNFLのチャレンジ制度を模範にすべきと考える。
得点シーン及び危険なプレーなどの重大シーンはオフィシャルの判断で良いと思うが、
チーム側からも回数限定でチャレンジ・ビデオ判定を要請出来る仕組みにして欲しい。

但し、失敗した場合はアメフトと異なり、サッカーにはタイムアウトが無い為、
異議と同等の扱いでイエローカード提示とする等、罰則も設ける必要がある。
(誰に提示するかは要検討ですが。。。)

 

いずれにしても、誤審で結果が左右されるのはもう沢山だ。
Jリーグでは2020年度からのビデオ判定導入へ向けて準備しているそうだが、
早急な導入が求めたい。

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