北海道コンサドーレ札幌戦 影のMOMは代役左SB 15新井一輝
前節浦和レッズ戦本ブログMOM 13金井貢史が週中の練習で負傷。
Jリーグ第2節北海道コンサドーレ札幌戦のベンチからも外れることになった。
代役候補には私の推しメン18遠藤渓太の名前も挙がったが、
スタメンに名を連ねたのは本職CBの新井。
新井の本職はCBだが、昨年左右SBでの出場経験も有り、
DF面でモンバエルツ監督の信頼をそれなりに得ているのだろう。
守備からしっかり入って、仮に1点が欲しい展開になった際は
新井から遠藤にスイッチして攻撃の圧力を高めて点を獲りに行くのが
モンバエルツ監督のプランBであったと推測します。
結果はご存知の通り、SBに関してはプランBを繰り出さずに
北海道コンサドーレ札幌に3-0で快勝。
北海道コンサドーレ札幌は昨年J2を優勝して今季J1復帰を果たした「昇格組」だが、
シーズンオフの補強具合から解説者や記者から降格の大本命とされている。
実際対戦してみると5バック気味に守備を固め、2トップ、中盤3人を
軸にカウンター、セットプレーで1点を狙う戦術がチーム全体に浸透しており、
バブンスキーのゴラッソで先制するまで、マリノスは苦しい展開を強いられた。
先制後は、コンサドーレも前に出てきたこともあり、スペースが出来、
相手の集中力も切れたのか、2点、3点と追加点が獲れ(ファールっぽかったですが。。。)、
マリノスにとって楽な展開になった。
しかし、前半は決してマリノスが試合を支配していたとは言えず、
セットプレーからのポスト&飯倉の「神レシーブ」クリアが無ければ、
異なる試合結果となっていても不思議ではなかった。
両クラブ公式情報を基に算出したスタメンフィールドプレーヤーの平均身長が
コンサドーレの180.2cmに対して、マリノスは新井を入れて179.1cmで劣っており、
ロングボール・セットプレーの対応に四苦八苦している様に見受けた。
要所で新井が身体を張って、11本のコーナーキックを始めとする
コンサドーレのセットプレーを防いでいたことから、
モンバエルツ監督の新井左SB起用は大成功だったと思われる。
尚、金井もしくは遠藤(どちらも175cm)がスタメンだった場合、
マリノスの平均身長は178.1cm。
攻撃面では前半左サイドでコンビを組む学と合わない場面がしばしば見られましたが、
先制点は新井→学→バブンスキーと流れて生まれた得点であり、
その後も何度か学を追い越す場面も有った。
前記の通りコンサドーレは降格の大本命候補とされているが、
ブロックを敷いた堅い守備に苦戦する対戦チームも出てくるだろう。
また、高さの有る前線がセットプレーなどで先制点を取ることが出来、
90分集中が保てれば、意外と勝ち点を積み重ねることが出来るのでは無いかと思う。
決して降格筆頭候補では無い。
よその心配はさておき。。。
2節を終えて勝ち点6を積み上げることに成功したマリノスは
最高の開幕スタートダッシュを切れたと思う。
次節鹿島アントラーズ戦が序盤戦の大きな山場である。
(開幕戦のレッズ戦も山場で、山場続きですが。。。)
相性最悪のアウェー鹿島で勝ち点を持って帰れれば、
今季のマリノスに対して期待度はどんどん上がることでしょう。
鹿島相手に攻守バランスを考えると金井の左SB復帰が望ましいが、
金井が間に合わない場合は左SBのスタメンに再度新井が
起用される可能性は十分有り得る。
実践で一度組めたと言うのは次節に向けての収穫だろう。
ここ2試合左SBをMOMとしているが、
次節鹿島戦もSBが勝負の鍵となるかも知れない。