TRICOLORE TIGERS

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浦和レッズ戦勝ち点3獲得に貢献した影のMVP 13 金井貢史

後半アディショナルタイム 前田直輝のシュートが

レッズゴールに収まった瞬間、日産スタジアムの雰囲気はその日の最高潮を迎えた。

トリコロールを身にまとったサポーター達はオフシーズンの

鬱憤を晴らすかの様に総立ちで決勝ゴールの歓喜に満ち溢れた。

2017年Jリーグ開幕戦浦和レッズ戦のMOMはまぎれもなく、

レッズDF陣を自慢のドリブルで切り裂いた齋藤学だろう。

その次に名前が挙がる選手達は。。。

2失点を喫したものの神セーブを連発した飯倉大樹

先制点を叩き込んだダビド・バブンスキー

マリノスの息を吹き返す値千金の同点ゴールを決めたウーゴ・ヴィエイラ

そして、決勝点を決めた前田直輝だろう。

だが、僕は左SBでフル出場を果たした金井貢史を称えたい。

昨年の2ndステージはレギュラーSBの下平の長期欠場により左SBで出場を果たしたが、

今年は新加入の左SB山中、高野と右SB松原、

そして怪我から復帰の下平とのポジション争いが予想され、

大方、両サイドをこなせる金井は控えに回るだろうと見られていた。

しかし、開幕戦に左SBとして名を連ねたのは前記の新加入選手や

怪我からの復帰が遅れている下平でもなく、

今季から背番号を13に変えた金井だった。

昨年の2ndステージでは金井の守備が不安要素であり続けた。

開幕戦でもレッズの駒井・森脇対学・金井のマリノス左サイドでの攻防が

勝敗を分けるカギと僕は予想していた。

試合結果は3対2であったが、マリノスの左サイドでの攻防はマリノスの圧勝だった。

(右は宇賀神にやられ放題だったが。。。)

青木の負傷で関根がレッズの右WBに配置されるまで、金井は駒井に仕事をさせなかった。

そして、学は幾度と無く、森脇をドリブルで置き去りにした。

とにかく、学と森脇はミスマッチだった。

浮き球で森脇の裏のスペースにパスを出したり、

その穴を徹底的に突いたのは金井だった。

また、試合の終盤、中盤での空中戦で完璧に競り勝つ訳では無いが、

背後で控えている学に頭ですらして、ボールを供給し続けた。

そして、学も金井を信じてサイドライン際でボールを待った。

僕は選手、マリノスサポーター同様、同点、そして逆転の可能性を信じた。

同点もしくは逆転弾が金井の謎の得点力から生まれるのではと期待したが、

開幕戦の金井は脇役に留まった。

仮に明日、下平が万全の状態で復帰しても、もし僕がモンバエルツ監督なら左SBのスタメンには金井の名を記す。

学との左サイドのコンビに金井は今や欠かせない存在となっていると僕は思う。

プレシーズンマッチでは左サイドの背番号13に違和感を感じたが、

開幕戦後の勝利の輪には頼もしく、少し見慣れた背番号13の後姿があった。

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