TRICOLORE TIGERS

スポナビブログ SPORTS BULLetinから移籍した鞠と虎 100%のブログです。

もう、歌えない。。。「俺らの誇り、ウルトラレフティShunsuke Nakamura」  それでも前に進もう、我らの横浜・Fマリノス!

噂されていた中村俊輔選手のジュビロ磐田への完全移籍が正式発表された。

報道から正式発表まで日にちがあったので、個人的には気持ちの整理がつき、

比較的穏やかな心で「ついに来たか。。。」と公式リリースを受け止められた。

昨年12月24日の天皇杯マリノス-G大阪戦後にテレビに映し出された

俊輔の複雑な表情を見て、私はジュビロ磐田への移籍を悟った。

12月29日の鹿島戦で天皇杯敗退が決まったと同時になされた移籍報道を

悲しみと怒りの混じった感情で目で追った。

天皇杯、優勝出来たらなあ。。。って思ってたけど、今日負けて良かったな。

俊輔居なくなるし、ACL出ても。。。」と思った。

俊輔に対しても、「自分が移籍することがどれだけインパクトあるかって

分かってるのだろうか」と言う怒りと同時に、「名波め、バティストゥータ

絶妙なスルーパス出したくせに偉そうに。。。」「ロベルト佃さんよお。。。」

と八つ当たり的感情も芽生えてきた。

だが、やはり正式リリース、クラブの声明を確認すると

大好きだったあのチャントももう歌えないことを改めて実感した。

トリコロールの「10 SHUNSUKE」のユニフォームを見ることも出来ないし、

マリノスの試合に私が着ていく事も無い。

大好きだったマリノス中村俊輔と別れと時が来た。

そんな寂しさだけがこみ上げて来た。

そして、頭に浮かんだのは何故か花*花の「さよなら大好きな人」。。。

その別れはいつか来るマリノスのレジェンドとしての引退では無く、

ジュビロ磐田への移籍と言う形で現実となった。

俊輔の囲み取材でのコメントを見る限り、「キャプテンが重荷だったのか?」、

マリノスの環境がクソだから移籍するのか?」と感じたが、

残り僅かの現役生活は純粋にサッカーを楽しみたい、

自分の志すサッカーが出来る環境に身を置きたいと言うことか?

もう何がなんだかわからん。。。

2014年の樋口前監督のサッカーよりもモンバエルツ監督のサッカーの方が、

個人的には好きです。結果は出てないけど。。。

俊輔が離脱していた2016年後半のマリノスのサッカーは少しだが

明るい未来が見えるサッカーに私は感じた。

最後のピースとして怪我が癒えた俊輔が入れば。。。

2017年DAZNマネーで賞金が格段とアップするJリーグのダークホース的存在で

あわよくば、優勝行けちゃうんじゃ。。。って思ってた矢先の

G大阪戦後の俊輔の表情、そしてジュビロへの移籍だった。

小林祐三の戦力外、榎本哲也の扱い→浦和レッズへの移籍、

確かに功労者に対するストーブリーグの風当たりは強かったと思う。

一方、柏から山中、新潟から松原、名古屋から扇原、京都から杉本を獲得する辺り、

若返りと共に足元の上手い選手を加入させることで、

ギクシャクした冷や冷やビルドアップを改善したいクラブの意向は垣間見れる。

個人的にやり方はさて置き、方向性は間違ってないと思う。

昨シーズンまでの最終ラインでの各駅停車パス交換(パス回しではない)

からのボールロスト→ピンチ・失点はイライラの主原因であったことは明確だ。

とにかく、昨年応援していたメンバーの一部は移籍してもう居ない。

(さっき、兵藤のコンサドーレ札幌移籍もリリースされましたね。。。)

勿論、俊輔も居ない。

フリーキックの際に「俊輔が居れば。。。」と思っても、ベンチにもスタンドにも居ない。

昨年一皮剥けた天野に期待するしかない。

実際、天皇杯新潟戦・G大阪戦で勝ちに導いてくれたのは他でもない天野純の左足だ。

でも、彼は俊輔の代わりでは無い。彼は天野純だ。

前半はU-20W杯で不在になりがちと思われる「東京世代」の遠藤渓太にも期待したい。

一つのゴールが彼をもう一つ上のステージへ押し上げてくれる筈。殻を破って欲しい。

脅威のスピードで相手ディフェンスラインをブッちぎるマルちゃんこと

マルティノスには昨年以上に相手をスピードで翻弄して欲しい。

そして、中盤の欠かせないピースに成長した喜田拓也には

リオ五輪で落選した悔しさを力に変えて、更なる成長を期待したい!

G大阪の井手口よりも上であることを世の中に証明して欲しい!

だが、やはり、今季編成の鍵を握るのは快速ドリブラー齋藤学の去就だろう。

夢だった海外移籍、ピッチに立てなかったW杯を追い掛けたい気持ちを後押ししてあげたい。

ゴール後に左胸のエンブレムを指す彼のマリノス愛もまた真実だろう。

彼が昨年のJリーグアワードで口にした「マリノスの顔」。

あれは俊輔の背中を見てきて、俊輔が移籍することによりマリノスの顔が居なくなる。

でも、僕はマリノスの顔になれるんだろうか?でも、ワールドカップ。。。

マリノスの顔」それは葛藤から出た言葉だと私は信じている。

学よ、君はもうマリノスの顔だよ!直樹や俊輔に負けない、立派なマリノスの顔だよ!

(学の代理人もロベルト佃なのが。。。不気味だけど。。。)

「残って欲しい」これは僕らのサポーターのわがまま以外なんでもない。

でも、残って新生F・マリノスを築いて欲しい!

そのマリノス愛で強いマリノスを取り戻して欲しい!

その過程にきっとワールドカップのピッチがある筈だ!

「背番号11」だらけになった今季の日産スタジアムに私は足を運びたい。

♪SHUNSUKE NAKAMURA~

SHUNSUKE NAKAMURA~

俺らの誇りウルトラレフティ

SHUNSUKE NAKAMURA~♪

俊輔のチャントを歌うことはもう無い。

恐らく、次に歌える唯一の機会は彼が引退を決意した時だろう。

「俺達は俊輔と優勝したい」

この願いはもう叶わない。少なくとも選手としての中村俊輔と一緒に

マリノスが優勝することは永遠に無い。

だが、「俺達はマリノスの優勝を見たい!」

この願いは新生F・マリノスがきっと叶えてくれるはず。

だから、前に進もう。

中村俊輔と言う選手がマリノスに在籍したという事実を過去のものとして。

ありがとう、そして、さようなら俊輔。

敵として、対面する日を楽しみにしています。

俊輔の居ないF・マリノスと対戦して、

俊輔が今とは異なる何かをきっと感じてくれることに期待して。

my25tiger

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